2012年7月24日火曜日

抵抗-死刑囚は逃げた (1956)

 

原題:Un condamné à mort s'est échappé ou Le vent souffle où il veut
監督:ロベール・ブレッソン

1934年、フランス軍将校アンリ・ドヴィニが体験した実話。

少し前にリヨンの虐殺者といわれ、戦後アメリカのCIAに雇われていた
ことが分かり物議を醸し出したクラウス・バルビーという SS将校がいたのだけど、
そのリヨンでの出来事。


ブレッソンは、詩人だとか、新聞記者だとか、プロの俳優は一切使わず、
ドヴィニが実際に収容されていたモントリュック監獄で撮影し、
本人立会いのもとで、撮影したという。
映画化に際して登場人物の名前を変えたのは実話だからかも。


本人もドイツの捕虜になった経験があるからかな? 
サブタイトルがネタバレなのにサスペンス性は全く失われない。
ブレッソンのスタイルというか、淡々とした演出が緊迫感をあおる。
モーツァルトが使われているが、沈黙(先日の映画と重なる)が最高のBGMだった。

真面目に書くのはここまでにして。。。




レジスタンス派のフォンテーヌ中尉が監獄でこっそり手に入れた 材料で
脱獄グッズを作るシーンがあるのですが、


手のカット(手といえばラルジャン、この人は手を撮るの上手い)を見ると
教育テレビのワクワクさんノッポさん が 思い出されてしょうがない。
��主人公、あまり喋らないし)

ゴロリかゴン太君みたいなポジションの仲間も出てくるので完璧です。
なので、


ワクワクさん1943 ライフ・オン・プリズンとか、
脱獄できるかな


…というタイトルにしたら、ご家族揃ってご覧になれます 。(冗談です 笑)

とにかくスリル満点のフィルムノワールだった。
 

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