2012年7月24日火曜日

ローマ 2(4/4)

バスは先ほどオベリスクの立つクイリナーレ宮殿を通り過ぎ…


コロッセオにさしかかりました。
さすがにここなら日本の観光客だっていらっしゃるでしょ?

コロッセオ周辺では売店(日本の映画館と同じで料金高い)の他に
スカーフ売りや、おもちゃ売りのおじさんや、偽ブランド売りの
お兄さん達が(外国の方っぽい)声をかけてきたりしました。
噂に聞いていたグラディエーターさん達もいました。
あと、何故か教皇の格好をした人も(笑)唐突に…なぜだ?
だけど本物じゃないので(…そりゃそうさ)先を急ぎます。


おや、コンスタンティヌスの凱旋門さん、はじめまして!

312年のミルヴィオ橋の戦いで、当時副帝だったコンスタンティヌス帝が、
正帝マクセンティウス帝に勝利した事を記念して315年に建てられたとのこと。
ローマ一の大きさなんだそうです。
彼はキリスト教を始めて公認した皇帝でコンスタンティノポリスを建設しました。
後のイスタンブールです。どんな人だったんでしょう?


濃いですね。。。どのポートレイトも。ちなみに左のは結構おおきいです。
何だかんだかなりイタリア人顔ですな。
遠目から拝見するのがちょうど良いタイプ。

 
斜めってるところに入口はあります。

予約していないと時期によっては物凄く並ばされます、とのこと。
実際、予約していない人たちが列を作っていて混み込みでした。
ネズミーランドに来ているようです。


そんな時には裏技。

ローマパスは2箇所まで入場券タダ、そして。。。
コロッセオにはパス所有者専用入口があるのです。
何だかVIP待遇ラブラブ他にRoma Archaeologia Cardもありますが
7日間も居られないのが何とももったいないので、
今回はパスを見せてタダで入ることにしました。
��その他のカードやパスが載っているページを発見しました♪)


なんじゃこりゃ~!

どうやったらこんなもんができるのさ??
建て始めたの、紀元75年ごろ(ローマ帝政期)ですってよ!
日本では弥生時代です。
卑弥呼って半分人間じゃないようなイメージだけど、
年号で見るとアウグストゥスの方が全然年上。

ちなみに映画「ドラゴンへの道」ではブルース・リーとチャック・ノリスが
コロッセオで戦うシーンがあります。(関係ないけど豆知識)
展示コーナーやお土産屋さんも設けてあります。



見てのとおり、床下は剥き出し状態ですが、
ところどころフェンスで塞がれた当時の階段があったり、
大理石が一部残っていたりして、当時の外観はさぞ華やか
だっただろうなあ、と感心しました。
けれど、ここで行われた古代のイベントには感心できないなあ。。。
今でもそんな雰囲気が残っているというか、何かが出そう汗
天気がいいのに寒いし、どよ~~んとした空気が漂います…

日本の団体さんはいなくて、外国人の方が多かったです。
特にレポート書きの学生達が。

で、どうしてこんなにハゲハゲになってしまったかというと、
中世頃から他の建築物に流用された(リサイクルされた)から
なんですって。先ほどの入口の斜面も切り出されて崩れちゃってたから
整備してああなったらしいです。
ボコボコ開いている穴は、戦争で鉄が足りなかったので
杭を抜いた後なんだそうです。痛々しい…かわいそ~

リサイクルの精神はいいのですが、完全な形のコロッセオも生で見たい。
ローマは遺跡が何層か重なって建っているらしいから発掘も面倒くさそうです。
個別に残してくれればなあ。

栄枯盛衰を感じつつ、次はパラティーノの丘とフォロ・ロマーノを目指します。

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