2012年7月24日火曜日

ロング・グッドバイ(原題: The Long Goodbye)



1974年 アメリカ 112分
監督 ロバート・アルトマン
製作 エリオット・カストナー、ジェリー・ビック
脚本 リイ・ブラケット
出演者 エリオット・グールド
音楽 ジョン・ウィリアムズ
撮影 ヴィルモス・ジグモンド
編集 ルー・ロンバード

さっき、長いこと書いていたのにログアウトをクリックしてしまって、
一気に消えてしまったので多少凹みました。。。さ、気を取り直して。

アルトマンがグールドを味付けにチャンドラーの「長いお別れ」を料理した作品。
��時代背景が70年代に変更されています。)
大人の味わいに溜息。そして、ジョン・ウィリアムズの音楽が何て効果的。
デイヴ・グルージンの都会的なジャズピアノをバックに
グールド扮する私立探偵フィリップ・マーロウがローレルキャニオンを駆ける。
下手すれば火○スのノリになるかもしれないこの筋書きを
どうやって撮るかにかかっていたと思うが、さすがだった。

チャンドラーとしてはケーリー・グラントだったのかもしれないし、
ロバート・ミッチャムのタフなマーロウこそマーロウだったのかもしれないが、
くたくたになった洗濯物のようなエリオット・グールドの黄昏感こそ
真のハードボイルドなのかもしれないと思った。
��ボガートは「私ボガードです」といった感じに見えました。。。失礼!)

「さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ」(清水俊二訳)

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