昨年からポーランド・クラクフに住む同い年のマグダさんと文通を始めました。
FBでも先日会えたので「友達」になりました。文通と言っても、e-palなんですが...
そんな中で、マグダさんが「エフゲニー・オネーギンは私の好きなバイロニックヒーローの一人です」
と言っていて、それはどういった人物を指すんだろうか?と気になりました。
「Byronic Hero(バイロン的英雄)」
英ウィキによると「イギリスのロマン派詩人バイロン卿の生涯と著作の中で例証される理想的だが、
傷のある人物」なんだそうです。
特徴としては、
●尊大
●ずるくて適応力がある
●冷笑的
●階級と特権を軽蔑する
●感情的に衝突されたか、二極式であるか、むらのある性格
●社会制度と基準を嫌う
●黒歴史があったり、名もなき犯罪で苦しむ
●知的で明敏
●疲れ切っていて、厭世的である
●不可解で、魅力があって、カリスマ的
●誘惑的で性的に魅力的
●自己批判的で内省的
●自滅的
●社会的で、性的に支配的
●洗練され、教養のある人
●完全性と戦う
●亡命、追放者またはアウトローとみなされる人
ユゴーのノートルダムのせむし男、ブロンデの嵐が丘のヒースクリフ、デュマのモンテクリスト伯、
オスカー・ワイルドのドリアン・グレイ、ルルーのオペラ座の怪人が取り上げられていました。
バイロン卿こと、第6代バイロン男爵ジョージ・ゴードン・バイロンはまさに恋多き男だったようで、
異母姉オーガスタと恋に落ちて子供も生まれています。
しかし、姉弟の恋愛はタブーでして、イギリスを追放されて放浪して暮らしたとか。
生まれつき片足が悪くて、引きずっていたものの素晴らしい美貌の持ち主であり、
両性愛の人だったとも言われています。
実はバイロンの詩は読んだことがなかったのでこちらで読んでみました。
・・・何だか、アッツくなってきた~興味でてきました。
ヘルムート・バーガー様の「ドリアン・グレイの肖像」見たくなっちゃいましたよ。
で、全然ロマンじゃないけれどなるほどと思った色々をご紹介。
「古き良き時代―全ての時代は古くなると良いと言われるものである」
「忙しさは悲しみを忘れさせる」
「女性は天使になるも、夫婦生活は悪魔なり」(これは! 笑)
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