2005年1月24日月曜日

完全掌握

完全掌握は、やり切ってしまえば痛快。やるならやり切って欲しいものです。
反対に、押し付けがましい正義を描かれると急に冷めてしまいます。
教育的思考な完全掌握のドラマには疑問を抱く事が多いのです。
完全な悪役など、稀だと思うからです。

映画を観る際には、学生時代映画ゼミでしたので、シナリオ面など
物語の構成に注意して見てしまうところが未だに抜けません。
当時も、大したシナリオではありませんがそれなりに頭を悩ませていたのを思い出します。
絵本のアイデアやバンドの曲を考える時にもそういった事が反映されます。
決して意図的ではないのだけれど・・・

吟遊詩人の歌や東欧の童話を読んだ時、その話がハッピーエンドでも何故だか悲しい余韻が残ります。
コーエン兄弟の「ビッグ・リボウスキ」のキャッチフレーズが『人間は可笑しくて悲しい』だった様に、
ロシア民謡は歌詞が明るいのに曲調がマイナーコードで暗かった様に、
もっと言うと、「ニュー・シネマ・パラダイス」のエンディングで、主人公がフィルムのラッシュを観ながら
笑っているが、観る者は涙が込み上げてくるのは、積み重ねてきた時間や歴史がそうさせるのもあるだろう。
そんな風に考えると、ますます物語の構成に頭を悩ませてしまいます。
知識が得られたとしても、体験していない事で人々から共感を得る事は難しい。
それでも、ヨーロッパの歴史が好きなので、近いうちにその世界で展開する物語を描きたいです。

・・・昼休みにいきなり「今から韓国行って来ます!」って実家の母からメールが届いた。

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